●短評・感想
■橘裕「人形師の夜[4]」(HC)
最近、橘先生の作品はいまいちかなぁと思ってたんだけど、これだけはちょっと別。いい作品だと思います。#14の「そんなおまえを殺したい」なんて、思わず主人公に感情移入しちゃうなぁ(←おい)。ホント、憤死しかねないほと世の中腐ってますからねぇ(←おいおい)。それはともかく。作者の目指す「生々しさ」が、描けているかといえば、考慮する余地はまだまだあると思うし、はたしてその「生々しさ」が作品に対してプラスになるかといえば、それも一概には言えないとは思うけども、この作品だけは、かなり微妙なラインでぎりぎり「成功」の側に入っていると思います。ヤな人間をとことんイヤに描くことにかけては右に出るものはいない橘先生ですが(笑)、これからもとことんみずからの進む道を頑張って欲しいです。
■樹なつみ「八雲立つ[8]」(HC)
いったい、いつになったら話が進展するのか良く分からないけど、まあ、古代編なんかも単体で読んでも面白いから、まあいいかとも思わなくもないけど、なんというか、ホントに展開が遅いですね。2作品同時進行になって、しかも獣王星も終わってないので、いったい何時まで続くのかがすごく不安になってしまいます。どんな連載も、だれた時点で価値半減ですから。いい作品なので、そういうもったいないことにならないといいのですが。
◆雑誌速報
■花とゆめ23号
◎ 山口美由紀「朝からピカ☆ピカ」
◆急展開。今までの一つ一つのシリーズや短編で描かれてきたことが、やっと展開してきました。素晴らしい。
○ 望月花梨「台風ポピー」
◆なんとなく、この脚本や演出はまんが向きじゃないような気がします。この作品には欠けているものがある。その語られていない部分は、まんがという形式をはみだした場所にあるように思います。………なんとなく、なんだけど。